では、特定施設入居者生活介護の指定が取れない有料老人ホームはどうなるのでしょうか?指定がある施設が「介護付有料老人ホーム」ならば、指定がない施設は介護無し有料老人ホームなのでしょうか?

これはよく聞かれる質問ですが、答えは、「住宅型有料老人ホーム」です。ここで関係の深い介護保険サービスは、在宅介護の中のホームヘルプサービス(訪問介護サービス)です。ホームヘルパーがヘルパーステーションから高齢者宅に訪問して、介護を行うというサービスですが、自宅の代わりに有料老人ホームにヘルパーが来て介護をする形態になります。有料老人ホームは制度上、集合住宅ですから、ここにヘルパーが来て介護をすることは自宅に来て介護をする場合と同じ扱いなのです。特定施設入居者生活介護の指定を受けた施設に訪問介護のヘルパーが来て介護保険サービスを提供することはできません。

ただし、ホームヘルパーステーションは、住宅型有料老人ホームの中に併設されている場合も多く、また、ホームヘルパーステーションのスタッフとは組織上別の介護・看護スタッフも介護を提供することがありますので、利用者の方から見ると介護付有料老人ホームと住宅型有料老人ホームの違いはよくわからないことが多いです。

では、次に「介護付有料老人ホーム」と「住宅型有料老人ホーム」の違いをみてみましょう。

【介護付有料老人ホームと住宅型有料老人ホームの違い】

1.介護付有料老人ホーム: 
介護と看護サービスは、全てホームに所属している介護・看護職員が提供 します。
2.住宅型有料老人ホーム: 
 介護と看護サービスは、併設や近隣の事業所の職員とホームの職員が連携して提供します。
 

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