家庭に簡易浴槽を持ち込み、看護師や介護職員から介助を受けながら入浴できるのが訪問入浴介護です。
利用の対象となるのは、主に次の場合です。
①病気などのため、通所介護施設などで入浴することが難しい。
②病気などのため、自宅の浴槽でうまく入浴することが難しい。
③自宅に風呂が無く、病気などのため外出も難しい。
入浴は身体に負担がかかるため、利用にあたっては、あらかじめ主治医の許可をとることが必要です。
訪問入浴介護のサービスの流れは、主に次の通りです。
①入浴前の健康チェック | 看護師または介護職員が、血圧や脈拍、体温を測定して体調の確認を行う。体調がすぐれない場合は、入浴を中止する。 |
②入浴 | 通常、10分程度の入浴を行います。体調の具合で、全身浴が難しい場合は、バケツや洗面器にお湯を入れて手足を付ける「部分浴」や、蒸しタオルなどで拭く「清拭」にとどめる場合もある。
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③入浴後のケア | タオルで身体を拭いたり、髪を乾かしたりするほか、水分補給、爪切り、髭剃り、保温クリームの使用など、さまざまなケアを行います。 |
訪問入浴介護のサービスを受ける際にはいくつかの準備が必要となります。
主な注意点は、次の通りです。
また、簡易浴槽の運搬は重労働となるため、スタッフに男性が含まれている場合が大半です。要介護者が女性の場合、男性による介助に抵抗を感じることもあるので、本人の意思を確認したうえで、同性のスタッフだけで介助してもらえるか相談してみましょう。
要支援1以上、要介護1以上
■要支援の場合(要支援1〜2まで料金は同じ)
※体調が安定しているときは介護職員2人でサービスが提供される場合があり、費用は5%減額となる。
■要介護の場合(要介護1〜5まで料金は同じ)
※体調が安定しているときは介護職員3人でサービスが提供される場合があり、費用は5%減額となる。
■要支援の場合
主治医の許可をもらったうえで、地域包括支援センターで介護予防ケアプランを作成してもらう。
■要介護の場合
主治医の許可をもらったうえで、ケアマネジャーにケアプランを作成してもらう。
入浴についての介助だけなら、訪問介護や通所介護(デイサービス)、通所リハビリテーション(デイケア)でも受けることができます。
簡易浴槽の運搬などの手間や、サービスを提供するスタッフ数の多さなどから、訪問入浴介護は比較的利用料金が高いので、身体の状況に合わせてうまくサービスを使い分けると良いでしょう。
入浴介助について、訪問介護および通所介護の特徴は次の通りです。
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